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足を速くするには3つのことを身につけることが必要です。

(1)自分の身体を正しく動かす

自分の身体というのは、なかなか自分の思ったとおりには動きません。例えば、「左右の腕を逆方向に回しながら走る」、「ラダー(はしご)を使っていろんな動作をしてみる」というようなことをしてみると自分の思ったとおりに体が動かないことを実感できます。速く走るためには、このような状態を解消し、自分の思ったとおりに身体を動かせるように繰り返し練習することが必要です。
 

(2)バランスよく鍛える

「走る時に、左右の腕の振り方が違う」、「スキップをした時に右と左で飛び方が違う」などのことがよく起こります。これは体の左右のバランスが崩れていることから起こります。体の左右のバランス、腹筋や背筋など前後のバランス、上半身と下半身のバランスなど、速く走るためには身体の全てをバランスよく鍛えることが必要です。
 

(3)走りきる体力をつける

意外かもしれませんが、速く走れない子どもの多くは、最後まで走りきる体力がない場合が多いのです。これは「なわとび」や「スキップ」などの反復運動をしてみるとすぐにわかります。最初は正しく飛べるのに、突然、ある回数で正しく飛べなくなることが起こります。これはその回数前後までしか体力がないために起こるのです。速く走るためには最後まで走りきる体力を身につけることが必要です。

継続していくことが何より重要

このように速く走るためには、「(1)自分の身体を正しく動かす、(2)バランスよく鍛える、(3)走りきる体力をつける」の3つのポイントを身につけることが大切です。これらの3つのポイントを踏まえてトレーニングをすれば、すぐに結果が出る人も多くいます。ところが、特に成長期には、身体も大きくなってきますから、せっかく「(2)のバランス」を習得しても、身体の成長に伴ってバランスも変化してきます。練習を継続してバランスを調整することが重要です。もちろん「(3)の体力」も継続していないとすぐに体力低下してしまいます。このように、バランスのいい練習を長く継続していくことが何より重要になります。!!

 

走りは全ての運動の基本

「走り」は全ての運動の基本です。「正しい走りの練習を繰り返しする」→「いろんな運動ができるようになって運動が楽しくなる」→「普段から身体を動かすことが楽しくなるので体力がアップする」→「自然と体力がつくので疲れにくくなる」→「普段から集中力が向上する」という、良い循環がうまれます。